Olds Recording トランペット　1959年製

今は手に入らないオールズのトランペット　レコーディング　モデルです。
1959年製。

オールズはメンデスモデル、アンバサダーなどが有名ですが、このレコーディングはオペラやスーパー、スタジオモデルと同じくオールズの上級モデルで音色やピッチも抜群です。
かつてのフラッグシップモデルでもありました。

何度か仕事で使用しました。
ベルはオールズのRe-O-Loyという銅合金で、かなり赤みが強く素晴らしい音色を持っています。
優しく吹くとスムースなトーンで古いベッソンやコーンに似ている音がします。

浅いマウスピースで高音域を演奏した時の鳴りも抜群で、図太い音がします。
ソロ、吹奏楽にも使えそうですが、ポップス、ジャズでも個性を出せそうな音色感です。オールラウンドで使える音色です。

オールズ社は多くの特許を持ち、素晴らしい機種をいくつも製造販売していましたが、バックなどに押され現在はスチューデントモデルのみを製造しています。
ラファエル・メンデスのシグネイチャーモデルを作っていたのもオールズです。

造りはかなりしっかりしており、古いものですが十分に使用できます。

2番管のカニ目には貝が埋め込まれており、非常に手が込んでいます。
またトロンボーン式のウォーターキーや、ベッソンからの流れを汲む長めのマウスピースレシーバー、豪華なブレースなど細部まで凝った作りです。
自然な手の形になるよう弧を描いているバルブブロックも特徴的です。

この個体は奇跡的に演奏可能なコンディションで、バルブ・スライド気密性◎です。

ラッカーの残りは70％ほど。
修理跡はありますが影響しないよう熱を加えて処理してあります。
また、パッチが2箇所施されています。

大事に保管しており出品は非常に迷ったのですが、大切に使ってくださる方にお譲りしたいと思います。

ケースなし。マウスピースなし。
出品にあたり、楽器店で清掃と点検をしてもらいました。

高値で取引されているトランペットです。
この機会にぜひ！

ご質問などお気軽にどうぞ。
価格交渉応じます。

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